地球で一番新しい国の少女
こんばんは。エスシです。
相変わらずやらねばならない仕事を後回しにしてしまい、自分でストレスを増やしています(泣)。
今は、来月中旬頃に行うプレゼンの資料をつくっているのですが、取引先からの請け負い仕事なのでその取引先のエラい人に確認してもらわねばならず、それにまず緊張してしまいます。
私はこの「資料づくり」に何故か恐怖心を感じて、なかなか取り掛かれません。
この恐怖心についてはまた後日詳しく書くとして、今日は偶然見たテレビ番組の話を。
NHKでやっていた『地球イチバン!世界で一番新しい国~南スーダン~』。
国として認められたものの、いまだ内戦が続く南スーダン共和国。
この国でモデルを目指す女性たちの中で、最年少のシーダという18歳の少女を追ったドキュメンタリーです。
南スーダン代表になるには、モデルとしての立ち振る舞いやパフォーマンスの他、「国の為に何をしたいか」を発表するという課題があるそうです。
子供が充分な教育を受けられなかったり、女性の地位も低いこの国をどう変えるか?
そんな「国を動かす女性の力」が求められるなか、シーダも母国の為に自分の出来ることを考えます。
シーダ自身も戦争で父を亡くし、母や妹達と貧しい暮らしをしいられている状態。
だけど明るい性格で、勉強もモデルのレッスンも頑張っていました。
国の為に自分に何が出来るか、最後の最後まで考えをまとめることが出来ない彼女でしたが、遂には「全ての子供が教育を受けられる国をつくりたい」という答えを見つけます。
代表選出のコンテストでその思いを審査員にぶつけるのですが、その時のスピーチが素晴らしかった!
18歳とまだ若く、具体的な対策は答えられない彼女でしたが、それを自覚した上で、自国の現状をどう受け止めているか、どんな国にしたいかを自分の言葉で大人達にはっきりと伝え、「いずれ私自身が教育担当大臣になってこの国を変える」と断言します。
そんな風に堂々と宣言した彼女ですが、びっくりするのが、実は緊張で舞台裏では過呼吸の発作を起こし、スピーチ直前までステージに立てるかどうかも危うい状態だったというのです。
彼女のその姿勢に、プレゼン本番どころか資料づくりの段階でビビって先送りにしている自分は、脳内に稲妻が走るほどショックでした。
ほんとに、がーん!!!となりました。いい意味で。
自分の考えの浅ささえも強味に変えてしまうほどの、強い思いと勢い。
まさに今の私に足りない、欲しくてたまらないものを18歳の少女に見せ付けられた気分でした。
結局シーダは南スーダン代表には選ばれなかったのですが、国についてのスピーチでは第二位の評価を受けていました。
他の候補たちも、それぞれ立派に自分の思いを語っていた中での二位。
順位が全てではないですが、これは素晴らしい結果です。
視聴後、彼女たちにあって私に足りないものは何か、ずっと考えていました。
やはり、自信?
ですが、彼女たちだって内心は緊張して自信が持てず不安だったはず。
じゃあ何か?
考えた結果、彼女たちが持っていたのは「思いの強さ」だと思いました。
絶対にこの国を変えるんだ、平和な国にするんだという、強い思い。
考えてみたら、私には特に「これだ!」という目標や志がない気がします。
仕事だって、出来るならしたくない。生活の為に、それもしぶしぶやっているだけ。
そんなんじゃあ自信なんて持てなくて当然だよなぁ。
じゃあ何を目標にするか?
そんな風に、真剣に自分と向き合う時期に来ているのかもしれません。
若い国の若い少女に教えられた、今日一日でした。