雑談力は仕事を楽しく出来るか
イベントの企画・運営という私の仕事の半分は打ち合わせで、人とのコミュニケーションが特に重要です。
にも関わらず、ちょっとのことですぐ緊張し、頭が真っ白になってしまう私。
人と会っても何を話していいのかわからなくなり、何か言わなきゃと思いながらも結局何も言えない……ということもしばしば。
私は元々口数の少ない方で、仕事の話や共通の趣味の話などは割とすんなり出来ても、それ以外のちょっとした雑談は本当に苦手です。
加えて自信がないので、「こんな話して相手に変に思われないか」とか、そんなことばかり気にしてしまいます。
だけど、この仕事を始めてやっと気付きましたが、人とのコミュニケーションって雑談が出来るかどうかが大きいんですよね。(気付くのが遅いって話もありますが)
最近はビジネス書でも「雑談力」なんて言葉が飛び交っていますが、最近読んだのがこちら。
バックナンバーになりますが、市長や会社社長からTVプロデューサー、お笑い芸人、色んな立場の方のインタビューが載っていて興味深かったので。
どんな立場の方でも大体全員が言っているのが、
失敗を恐れるな、自分をさらけ出せ
ということ。
表面を取り繕っても相手にはすぐにバレるし、その後の関係がギクシャクする原因にもなってしまう。それよりも、怒られるようなことでも素直に話し謝罪する方がいい、それがきっかけで相手との絆が深まることもある。
皆から恐れられている人ほど情熱があったりする、そういう人から逃げないことが大事だと。
あと、適度に自虐を入れるというのもいいのだとか。自分の失敗談を話したり。
失敗談になら自信があるので、これはすぐ取り入れられそうです。
そして、特に目から鱗だったのがこれ。
雑談にオチをつけない
私、今まで逆のことをしていました!
でも考えてみると確かに、そうして自分で完結させてしまったら、広がるものも広がりませんよね……自分で話の幅を狭めていたということか。
自分が話すと話がすぐ終わってしまうと思っていましたが、終わらせていたのは自分自身だったのかもしれません。反省。
インタビューに答えている方々、皆さんしっかりと自分なりの考えや体験談をお話されていていかにもコミュニケーション力抜群に思えますが、大半の方が「元々は内向的」と語っていました。
仕事上必要に迫られて、試行錯誤して身につけたという方がほとんどのよう。
つまり、コミュニケーション能力は努力次第で磨ける、ということですよね。
そして、相手の話を引き出すのもコミュニケーション能力のひとつ。
相手の興味のある話題を振ったり、今話題の出来事(この号では半沢直樹の話題がやたら出てましたw)を取り入れたりと、相手が話しやすいようにすることが私には向いていそうです。
自分で話すのが苦手なら、相手に話してもらおうというのですね。
義務ではない好きな話なら相手も苦にならず、こちらが大して話していなくても「あの人と話せて楽しかった」と思われたりするのだとか。
この辺の話は質問力の本なんかを読むとより詳しく知れそうです。
これまで私は、仕事の打ち合わせだったら仕事の話しかしない、いやもう「必要な話以外はしてはいけない」くらいに思っていました。
だけどそんなの相手も楽しくないですよね。
仕事相手がつまらなそうだと「自分のせいかも」と思い込み、自信もなくなってしまいます。
ただでさえ辛い仕事の時間、少しでも「この人と仕事すると楽しいな」と思ってもらえるように、雑談力、ちょっと頑張って鍛えてみようと思います。